FLC日記 2013年7月31日(水) くもり
「笠さん!ニンジンの種蒔きばするばい!見においで!!」
そうご連絡を頂いたのは、7月28日(日)のことでした。
熊本県菊池市菊池水源で、完全無農薬・完全無化学肥料で育てる、『菊池水源里山ニンジン』の種蒔きが始まりました。
昨年、「FLCパートナーズストア」で販売した、『菊池水源里山ニンジン』です。このニンジン、実はなんと、ジュース用に加工されるニンジンなんです!!!それを、生鮮食品用として、特別に販売させて頂きました。
ここが、『菊池水源里山ニンジン』の作付け地です。
すぐ横には孟宗竹と杉の林、奥は栗林です。
この畑は、もう一度耕運機で耕運して、それから種蒔きをするとのことでした。ジュース用のニンジンを企業と契約して生産しています。
生産者の後藤武臣さんです。
今日の種蒔きは、ご自宅のすぐ近くのニンジン畑をするとのことで伺いました。
「今年も、有機肥料(堆肥)をきちんと入れて、それからピシャッと耕運して、今日こぎゃんして種蒔きばしよるとたい!」
後藤さんの熊本弁、わかります?笑
種まきは専用の農機具を使い、このように1列1列歩きながら播いていきます。
「昨日までの雨の上がったけん、今日やっと種蒔きのでくっとたい!」そう言う後藤さんの顔からは、大粒の汗が流れていました。
「今年もジュース用のニンジンば作るばい!ばってん、それはそれは大変たいね!農薬は使われん、化学肥料もダメ!!畑の周りの草に除草剤ももちろんかけられん!ジュース用だと逆に厳しかとばい!検査ばして、全部成分やら残留農薬やらば出すでしょうが・・・。だけん、そぎゃんとは一切使われんとたい!!」
後藤さんは、この見事なニンジンを、完全無農薬・完全無化学肥料で育てています。
「ジュース用」のニンジンは、生鮮食品用のニンジンと違い、残留農薬やその成分の厳しいチェックがあり、農薬・化学肥料等は一切使えません。それでいて、安全で美味しいニンジンを育てるためには、かなりの労力が必要です。
ですから、後藤さんが育てるニンジンをそのまま生鮮食品として食べるならば、間違いなく安全なニンジンといえます!!
「今は、こぎゃんして1本も草のなかごつ耕運して、今日種ば蒔きよるたい!ばってん、笠さんな昨年も見とるけん知っとろうけど、今からはなんさま雑草との戦いたいね!」
本当に草の1本もないように、見事に整地されています。
種をまいた後を踏まないように注意しながら、汗だくになり後藤さんは種蒔きを続けました。
これは昨年9月中旬の写真です。
残暑厳しい中、後藤さんの奥様が黙々とニンジン畑の草取りをしていました。
稲刈りで忙しくなる前に、この広い広いニンジン畑の草をとる作業は、途方もない時間と手間ひまを要します。
後藤さんは以前お話いただきました。
「これだけ手ばかけて母ちゃんと二人して育てたニンジンだけん、本当は生でも、料理してでも良かけん、生鮮食品として食べてほしかとたい!ばってん、契約のあるけんな、そんなに量は出せんとたい。数量限定でしか出せんばってん、俺が育てたニンジンばぜひ食べてもらいたかなぁ・・・。」
「FLCパートナーズストア」では、今年も後藤さんが育てる『菊池水源里山ニンジン』をネット独占販売いたします。
収穫した中から、厳選して大きさ、形をそろえて出荷いただきます。
後藤さんの『菊池水源里山ニンジン』は、11月あたりから出荷の予定です。
今後も、『菊池水源里山ニンジン』の成長の様子、惜しまぬ手間ひまを取材し、このブログでご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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