FLC日記 2013年7月27日(土) 雨のちくもり(時々晴れ)
株式会社旬援隊の所在地は、熊本県菊池市、菊池水源の山奥にあります。
この地で、自然と共に生き、自ら畑を耕し、果樹を育て、烏骨鶏たちを飼育しながら、農業の苦労、喜びを自ら体験することで“匠の農家さん”たちが作る“本物”の食材を全国の方々にご紹介しようとがんばっています。
今日は、その一環の『原木しいたけ』の“本伏せ”作業をしました。

朝から、小雨の降りしきる中、一人黙々と作業を続け、こうして立派に“本伏せ”が出来ました。
この中がどうなっているかと言うと・・・。

風通しが良い様に、原木同士を組上げています。
これは、匠の農家さん「小春農園」代表の小原正宏さんのに教えていただきました。
小原さんは、原木の上に乗せる通称“シバ”という、雨や紫外線から原木を守る竹の枝を、昨日豪雨の中ここまで持って来ていただき、“本伏せ”のやり方をご指導いただきました。
昨日はすごい豪雨でしたので、小原さんはカッパを着て私に“本伏せ”のやり方を教えていただきました。
あまりの雨で、写真を撮っていませんので、「小春農園」さんの“本伏せ”の様子で作業工程をご紹介します。

6月に「小春農園」さんの、『原木しいたけ』の“本伏せ”作業を取材した時の写真です。
最初に原木をこうして組上げ、土台つくりをします。
できるだけ真っ直ぐな原木を縦の足に使い、大きなものや曲がったものを横の枕として選びながら、組上げていきます。

最初の土台が固まると、その後は同じような乗せ方で、原木を組んでいきます。
小原さんの息子さんで、「小春農園」専務の小原将輝さんと、息の合った共同作業です。

“本伏せ”された原木たちは、バランスを考え、風通しを考え、けっして崩れることのないように上手く配置されていました。この地で、来年の秋までじっくりと時を過ごします。

伏せ終わると、次に“シバ”を乗せていきます。左右から交互になるように乗せていきます。
なにせ、この地で約1年半を過ごすのです。
ある程度の雨をよけ、さらには、紫外線が大敵なシイタケの菌をしっかりと守ってあげなければいけません。
適度な湿り気と、風通しを要するため、竹の枝を使った“シバ”が最適だとお話いただきました。
とても手際よく、作業を進められていましたが、かなりの重労働です!
私はここ(株式会社旬援隊)で、それを実際経験することになるのです!!

これは、今年の3月、“コマ打ち”前に用意したここの原木です。“コマ打ち”とは、シイタケの菌を原木に打つ作業のことです。
私がかなりの重労働を余儀なくされた問題点は2つ!
1つ目は、原木がどれも大きいこと!2つ目は、「小春農園」さんでは、約1mに統一されていた原木が、ここではなんと1m30cmもあったと言うこと!

“コマ打ち”の様子です!
どうですか?大きいでしょ?長いでしょ?この時も、1本1本に悪戦苦闘でした。
この原木は、ご近所の川口さんが持って来てくれました。川口さんは、森林組合にお勤めで、森林の管理者です。川口さんは、とても優しく気さくな方で、いろんなことを教えていただいたり、ご協力いただいたり、田舎暮らしを始めた私をとってもかわいがってくれます。
「笠くん!ふとかつば(大きいのを)選んで持ってきてやったばい!」そう言って、なんと、3日に渡り軽トラック3回分の原木を持ってきてくれたのです。

最初の土台を作るところは、小原さんが昨日土砂降りの中、カッパを着て、一緒に指導しながら組んでくれたので良かったのですが、原木は到底1人では持ち上げられないものばかり!
本日は土曜日でスタッフが休みなので、1人での過酷な“本伏せ”作業でした。

何とか3時間あまりで、“本伏せ”と“シバ”を乗せる作業を終えました。
今、こうしてパソコンに向かいブログを書いている私の両腕は、もうパンパンです!動いているのが不思議なくらい!笑
「小春農園」の小原さんに心より、感謝とお礼を申し上げたいと思います。豪雨の中シバを持って来ていただき、カッパを着て本伏せの指導と最初の土台作りをしていただきました。
本当にありがとうございました。

実は、「小春農園」さんの全面協力のもと、準備中の販売計画があるんです!
「わが家のきのこ狩り」用の原木の販売です!!ご自宅で、採りたての『原木しいたけ』を食べられるなんて良いと思いません?もちろん、夏休みの自由研究にもバッチリですよ!!

現在、株式会社旬援隊の社内で元気に育っています!
この様子はまた後日ブログでご紹介します。
もちろん、「わが家のきのこ狩り」用の原木の販売もしっかり準備中です!!

「小春農園」の代表小原正宏さんと、専務の小原将輝さんです。弊社のネットショップ「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの『原木しいたけ』をネット独占販売しています。

もっとも自然に近い形で栽培された“本物”と呼べる『原木しいたけ』です。
無農薬、無化学肥料、もちろん除草剤なども一切使いません!!
現在は、しいたけも「菌庄しいたけ」が主流となり、『原木“生”しいたけ』は、国内生産量の1割程度です!大変希少な『原木“生”しいたけ』をぜひ、下記「FLCパートナーズストア」ホームページよりお求め下さい!
株式会社旬援隊のネットショップ「FLCパートナーズストア」では、こうして自らの体験をもとに、“本物”と呼べる食材を見つけ出しご紹介していきます。
でも、ホント、「見る」と「する」とでは大違いですよ。
あらためて農家さんたちに心からの尊敬と深い感謝です!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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