FLC日記 2013年7月2日(火) 雨のち晴れ
「完熟梅の収穫を終えたので、さっそく“お礼肥え”をしています。今年も本当にいい『やまあいの南高梅』が出来ました。来年もさらに良い『やまあいの南高梅』になるよう、収穫後すぐに、感謝の気持ちと共に、有機肥料を与えるんです!!」

そうお話いただいたのは、「小春農園」専務の小原将輝さんです。
熊本県山鹿市鹿北町の「小春農園」さんは、匠の農家さんです。

収穫後の、『やまあいの南高梅』の梅園です。この壮大な自然の中、日のあたる斜面を利用して、『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』を育てています。
「小春農園」さんは、他にも、柑橘王『デコポン(肥後ポン)』、幻の柑橘『せとか』、『ザ・みかん』、幻の白い『長生たけのこ』、『原木しいたけ』などなどを育てるまさに“匠の農家さん”です。
いずれも「FLCパートナーズストア」でネット独占販売しています。
「安心・安全で美味しいものを育てる!」と言う強い信念のもと、日々惜しまぬ手間ひまを続けています。

どうですか?
すばらしい梅でしょ?
先日出荷を終えた、「小春農園」さんの『やまあいの南高梅(完熟梅)』です。
今年は、多くのお客様からの要望もあり、樹上完熟にこだわりぬき出荷しました。もちろん、全て手摘みで収穫し、全て手選別して出荷しました。

しかもこの大きさ!!
この写真で、お伝えすることが出来ますよね。
もちろん、ちょっと大きめの『やまあいの南高梅(完熟梅)』を選別して写真を撮りましたが、ビックリする大きさですよね!!
「南高梅」の特徴でもある、赤く色付いた方などホント目を見張る美しさでした。

青梅の出荷の際は、収穫も取材・お手伝いし、このブログでもご紹介しましたが、今回の完熟梅の出荷の際は、他の取材(田植えなど)と重なり、また、大雨の影響もあり、伺うことが出来ませんでした。
後日、取材に伺った際に撮った写真ですが、「これ本当に梅ですか?桃じゃないですよね?」と疑うほどの大きさでした!笑

私が取材に伺ったこの日は、梅雨の晴れまでした。
ちょうど、小原将輝さんが、収穫直後の梅の果樹に“お礼肥え”を散布するところでした。
”お礼肥(おれいごえ)”とは、花を咲かせたり、果実を収穫した後の植物を、消耗した樹勢を回復させるために与える肥料のことです。

「ここ(小春農園)では、お礼肥えとして、このペレット状の有機肥料を与えています。ここでは、基本草生栽培といって、果樹の下に生える雑草をそのまま活かし、時期を見て草刈をして、枯れた草をそのまま有機肥料としていますが、収穫後の果樹たちはやはりそれだけでは、栄養が足りません。」

「信頼おける契約企業から、この有機肥料を購入し散布します。海藻類、植物粕、漁粕、骨粉、カニガラなどを、発酵させ作られた、他にない安全な有機肥料です!!来年の南高梅栽培は、この収穫直後の“お礼肥え”からもうすでに始まっているんですよ。」とお話いただきました。

「この子は、ホント大きな果実をたくさん実らせてくれましたね!よく頑張ってくれました。」そう良いながら、時にはアンダースロー、時にはオーバースロー、右投げ、左投げで起用に有機肥料をまいています。

「そうそう!この子は、昨年夏に、強風で折れた枝が弱ったので、その部分をかなり切ったんですよ!でも、残りの枝でしっかりと実らせてくれました。ちょっと多めに肥料をあげなきゃです!」

「将輝さん!そんなこといっていたら、全部の果樹にいっぱい肥料をあげないといけないじゃないですか?笑」と言うと、
「ハハハァ!そうなっちゃいますね!!でも、こうしてずっと見てきてると、この子たち1本1本の特性があるんです。それぞれの果樹に思い入れがあるので・・・。もちろんその特性を見極めて、夏季剪定や冬季剪定をしてあげます。とにかく、今年も本当に良い梅が収穫できたので、ありがとうの気持ちを込めて、この肥料を与えるんです!!」

将輝さんの1投、1投と共に心の中で発せられる、感謝の「ありがとう!!」が、遠くで見ている私にも響いてきました!!
深い愛情を持って、この『やまあいの南高梅』は育てられたのだと、あらためて思いました。

匠の農家さん「小春農園」さんの深い愛情で育った『やまあいの南高梅(青梅・完熟梅)』は、今年も全国のお客様にお届けさせて頂きました。
しかしながら、完熟梅は、“樹上完熟”にこだわり出荷したため、不在で配送が遅れたお客様や、南の暖かい地域(特に沖縄県)のお客様には、俗に言う“にえ”(完熟梅が傷んだような状態になることと)となり、配達されたケースもありました。
それは、弊社の“樹上完熟梅”へのこだわりがもたらしたものだと、深く反省しています。
お客様の反響を知るために、また無事に届いたかを心配され、発送後、毎日ご連絡を頂くほど、「小春農園」さんは、真剣な思いで育てられた『やまあいの南高梅』です。
来年は、その「小春農園」さんの思いが形となり、最高の状態でお届けできるよう、「小春農園」さんのご協力のもと、弊社もさらに努力いたします。
「小春農園」さんの来年の『やまあいの南高梅』作りはスタートしました。
これからも、取材を続け、このブログでご紹介していきます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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