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熊本ぶどう 社方園 テーマパーク?と種なしぶどうを作るお話

FLC日記 2013年6月3日(月) 晴れ
本日は、まず昨年7月10日に撮影した写真からご紹介します。
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これは、本物のぶどうです。
観賞用ではなく、もちろん食べられるぶどうです!!
熊本県山鹿市久原の「社方園(しゃかたえん)」さんは、最高級のぶどうを生産する匠の農家さんです。
昨日に続き、「社方園」さんの取材日記です!!

a0254656_18215887.jpg「社方園」さんのブドウ畑に隣接する、直売所はログハウス調の木のぬくもりを感じるとってもおしゃれな空間です。
そこに初めて伺うと、必ずこの見事なぶどう棚に目を奪われてしまします。
ちょうど木陰になっているところにある、1房1房は全て本物のぶどうなんですよ!!

a0254656_1826105.jpgそのぶどう達が、本物である証拠がこの写真です。
今年の5月31日に撮影したものですが、まだぶどうの1粒1粒が小さいですよね!!
成長すると、1房でなんと最大15kgにもなるんですよ!
「ブラック三尺」、「紅三尺」と「ネヘレスコール」と言う3種類のぶどうが栽培されていました。

a0254656_18331556.jpg「社方園」園主の社方武路さんにお話をうかがいました。
「良い感じで今年も育っていますね・・・。ぶどうのテーマパークと言ったら大げさかもしれませんが、ここまで足を運んで買いに来られたお客様に、見ることでも楽しんでいただこうと育てています。」

a0254656_18371644.jpg「笠さん!今年はね、この1房1房を『オーナー制』にしようかと計画中なんですよ!もちろん8月の色付いてからの収穫になりますが、自分の好きな時に見に来ていただき、自分の好きな時に収穫するなんていいと思いませんか?まぁ、ある意味この種類のぶどうは、手がかからないんですよ!摘蕾や摘粒、ジベレリン処理なんかもしませんからね・・・。」
「ジベレリン処理?」とたずねると、

a0254656_18435439.jpg「そうです。ジベレリン処理です。ここで販売しているぶどうは、全て『種なしぶどう』です。『種なしぶどう』を育てるためには、ジベレリン処理が必要なんです。ちょうどこれくらいの時に、ぶどうの房ごと、ジベレリンを溶かした液体につけてあげると、ぶどうは『種なしぶどう』になるんですよ。」と説明いただきました。
「ちょうどその2回目の作業をしているので、見に行きましょうか?」と案内頂きました。

a0254656_19115988.jpg「社方園」のぶどうの匠、社方義武さんです。2回目のジベレリン処理をしている様子です。
まず、「ジベレリン」の安全性についてご説明します。ジベレリンとは、植物に内生する“植物ホルモン”の1種です。ご覧の通り、社方さんも素手でその作業をされていますよね!
ジベレリンは、植物の成長促進作用のほか、種子や芽の休眠打破、ブドウの無種子化、熟期促進などの作用があります。
現在までに、人体への危険性は確認されていません。

a0254656_1919169.jpg社方義武さんの奥様も、1房1房丁寧にジベレリン処理を行っています。
こうして、ジベレリンの溶液にぶどうをつけることで、1回目は種なしぶどうにする効果、2回目は実つきがよくなり、粒を大きくする作用があります。いずれも、ぶどうの品種によりその作業をするタイミングは異なりますので、品種による最適な時期にこの作業をするのです。

a0254656_1925595.jpgこの日は「県立熊本農業大学校」からの研修生の村田くんもその作業のお手伝いです。
「社方園」さんに泊り込みで、今回は10日間の実習研修中です。とっても気さくな好青年でした。真剣な表情で確実に1房1房ジベレリン処理を行っています。

a0254656_19301969.jpgこの広い広いぶどう園は、けっして1枚の写真では納まりきれません。このようなぶどうのハウスが数十ヶ所あるんです。
収穫時期を調整して、様々な成長段階のぶどう達が、ハウスごとに栽培されていました。
今日は、社方武路さんに私の取材に協力いただいているので、お父様と奥様、村田くんの3人での作業です。

a0254656_19452217.jpg「社方園」さんで生産するぶどうは、全て種なしぶどうです。ですからもちろんこのジベレリン処理が施されています。
ジベレリンの安全性については人畜毒性は普通物(害がないということ)で、通常の使用では問題ない部類となっています。一般に購入も可能です。
多くの農作物栽培にも利用されていて、実用面では、本日ご紹介した種なしブドウの生産、トマトの果実肥大・熟成促進、野菜・花弁の発芽・開花・成育促進などに広く使用されているのです。

a0254656_19564750.jpgちなみに、ぶどうについている白い粉のようなもの、この正体をご存知ですか?
このれは、ぶどうが自ら出す「ブルーム(bloom, 果粉)」と呼ばれるものです。ぶどう自身の水分を保護し新鮮さを保ち、病気から守る働きがある大事な粉で、食べても全く問題ありません。むしろ、この白い粉がたくさんあるものの方が病気からも守られ新鮮で美味しいぶどうなんです。
近年、その白い粉からアンチエイジング作用や虫歯菌の増殖抑制効果などがある「オレアノール酸」を人工合成することの研究も進められているすごい成分なんです。

a0254656_2052899.jpg「社方園」園主の社方武路さんに、「ブログにジベレリン処理のことを書いてもいいですか?」とたずねたところ、
「もちろん!『種なしぶどう』を作る技術などは、あまり知られていないと思うんですよ!こうして手間ひまかけて、作り上げているんだと言うことやその安全性など、どんどん書いてください!!」と即答いただきました。

a0254656_20105145.jpg「社方園」さんは、最高級の『種なしぶどう』を育てる、まさに“匠”です。
今年も、こうした惜しまぬ手間ひまと、匠の技で最高級のぶどうを育てています。
「FLCパートナーズストア」では、こうして様々な作物の作付け地に伺い、直接生産者のお声を聞いて、その情報を正しくお伝えしようとがんばっています。
ご購入を希望されるお客様に、その全てをきちんとご理解頂きたいと思っています。

a0254656_20172753.jpg「社方園」さんでは、販売のシーズンオフのこの時期も、直売所は様々な花々がとってもきれいに整備されていました。
先日、近くに「ホタル」を見に来た方が、少し早めに着いたのでドライブをしていて、このきれいな花々に目をとめ、車を降り鑑賞されていたとのことでした。

a0254656_20243144.jpgその様子を見ていた社方さんがお声をかけ、そのままぶどう園を案内して、ぶどうの成長の様子やこの時期に行う作業、こうしてぶどうが色付く姿をご案内したのだそうです。
「ホタルを見るより、すっごく貴重な体験をさせて頂きました!!!」と感動されていたのだそうです。
そんなエピソード聞いて、ぶどう作りに取り組む姿勢や、人と人のコミュニケーションをとっても大切にしていることをあらためて知り、ますます「社方園」さんが大好きになりました。

a0254656_20302034.jpg今年も、「FLCパートナーズストア」では、「社方園」さんの『高級種なしぶどう』をネット独占販売いたします。
正直にぶどう作りに取り組む、“匠”が生み出す「種なし」のぶどうです。
まもなく、先行予約販売をスタートいたします。
これからも、このブログ及びホームページをお見逃しなく!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2013-06-03 20:44 | 熊本 ぶどう | Trackback | Comments(0)
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