FLC日記 2013年5月9日(木) 晴れ
熊本県山鹿市鹿北町の「小春農園」さんは、有機栽培で『たけのこ』を育てています。
「小春農園」さんでは、年間通して竹林を徹底管理し、有機肥料とミネラルを与えて、たけのこを栽培しています。もちろん除草剤なんて一切使いません。安全・安心にこだわりぬき、育て上げた“たけのこ畑”から収穫するたけのこです。

生で収穫し、出荷するのたけのこは、穂先(たけのこの先端の葉っぱ)が地中にあるものを掘り出します。
今日ご紹介する『干したけのこ』用のたけのこは、こうして地表に出て、伸びている中から最も美味しい部分を切り出すのです。

大量のたけのこが、収穫できました。
たけのこの選び方や収穫の様子は、昨日と一昨日のブログでご紹介したので、今日はこのたけのこが『干したけのこ』に加工される様子をご紹介します。

まずはたてに真っ二つに切ります。
その後の加工の作業の効率を上げるためにする、最初の作業です。

それから、1つ1つ丁寧に皮をむいていきます。
この作業をしているのは、「小春農園」専務の小原将輝さんです。

見てください!
この自然が作り出した見事なグラデーション!!
惚れ惚れする美しさですよね!!

美しすぎるのですが、これはあくまで“皮”の部分なので、このようにきれいに剥いてしまいます。
もちろん全て手作業です。

向き終えたたけのこは、あらかじめ付けられたまな板の選に合わせ、一定の長さに切りそろえられます。
この作業は「小春農園」代表の小原正宏さんのお母様の担当のようです。

そしてここで一工夫!
たけのこの節に切れ目を入れ・・・。

今度は包丁の“柄(え)”の部分を使い、そぐようにして「たけのこの節」を落とすのです。
もちろんたけのこの節も食べれるのですが、『干したけのこ』に加工したとき、まっすぐで平らな商品にするよう一手間をかけているのですね。

大きさに応じて、2等分もしくは3等分にして、最初の工程は終了です。

茹でる前の下準備ができました。
節が残っているたけのこがありますが、ご心配なく!
この後の工程で、まっすぐ仕上げていきます。

大きなかまどで茹で上げます。
薪を使った昔ながらのかまどです。

それから、トレーにきれいに並べ、乾燥機で約12時間!
その日の気温や湿度をチェックし、何度も乾燥機の温度を調整しながら匠の技の温度管理で乾燥させていきます。

ここでもまた一工夫!
これは乾燥後のトレーですが、こうして上下で挟み込み、『干したけのこ』をまっすぐに仕上げているのですね!
この挟み込むことで、たけのこの節の部分が残っていても大丈夫なのです!

乾燥後の『干したけのこ』は、奥様の厳しいチェックを受けます。
大きかったり、厚みがあったりするとまれに乾燥が甘い時があるからです。
奥様は、見た目と手触りで鋭く判断します。私もちょっとだけ触らせていただきましたが、その違いは全くわかりませんでした。これぞ、匠の技です!!

黄金色に輝く、まっすぐで大きな「小春農園」さんの『干したけのこ』が出来上がりました。
水やぬるま湯で戻すと、お好みのサイズに切って調理することができます。

水で戻すとこんな感じです。
熊本では、お盆の時期に鱈の干物と一緒におしょうゆで炊いて食べたりします。
先日、ここ(㈱旬援隊)で食べた、グリーンカレーには食感といい、濃くといい、うま味といい、最高でしたよ!!

干したけのこは、みじん切りにして餃子の具に加えるとこれまた美味いんです!
その他、さまざまな食べ方がありますが、「きんぴらたけのこ(写真)」「チンジャオロース」。それから「メンマ」にするのもいいですね。
小春農園さんの「熊本干したけのこ」は工夫と手間をかけることで、サイズがそろって、とても使い勝手の良い真っ直ぐとした形状がとても人気です。
原材料のたけのこは、有機栽培で手間ひまかけて育てたもの!安全・安心のお墨付きです!
収穫後すぐに下処理をして茹で、即日乾燥することで、たけのこの旨みをギュッと閉じ込めています。
今までのお料理に加えることで、味の深みや食感を与える名脇役の食材ともいえると思います。もちろん主役ともなりえる万能食材です。
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