FLC日記 2013年4月17日(水) 雨のち晴れ
「今年は、花は早めに咲いたとばってん、その頃ちょうど寒かったでしょ?だけん、ミツバチがあまり飛んどらんで、着果した数が少なかとじゃなかろうかと思って、ちょうど見に来とったとたい!」
『樹上完熟の熊本梨』生産農家の「本藤果樹園」さんの本藤猪一郎さんにお話をうかがいました。
「これが梨の赤ちゃんたい!」そういって指差していただきました。
熊本県菊池市熊本県菊池市戸豊水(とりうず)の「本藤果樹園」さんの梨園です。
「本藤果樹園」さんでは、写真の7月下旬に販売をスタートする「幸水(こうすい)」をはじめ、「豊水(ほうすい)」、「新高(にいたか)」の3週類の『樹上完熟梨』を生産しています。
「ちゃんと止まっている(着果している)のと、止まっとらんとがこれならよくわかるど?こればかりは、自然相手だけんなかなか難しかとばってん、これも想定内たいね!この着果した梨たちば、これから上手に育て上げてやらにゃんたいね・・・。」
「本藤さん!まだ梨の花が咲いていますよ!!これも果実になるんですか?」とたずねると、
「上手く止まればなるとはなるよ!ばってん、たーだ実のなるのと、美味しく作り上げるのは違うとだけん!!」と、本藤さん・・・
「ほら、こないだ来た時に「摘蕾(てきらい)」って言って、蕾ば落としよったでしょうが?梨はそればせんなら、同じ場所から多いところは、10個くらいの花が咲くとたいね。ばってん、そこの場所で育てる梨は、最終的には1つだけたい!」
「それもちゃんと選んだ1つを残さにゃんとたいね!摘蕾ができとると、だいたい6~7個くらい着果しとるとたい。その中で、3番花~5番花の中から1つだけ残すとたいね!」
本藤さんによると、最初に咲く1番花や2番花の果実は、一見大きくて良い様に思えるけど、後から必ず3~5番花が大きさを追い越すのです。1~2番花は、大きくなりません。
さらに、6番花以降の果実では、そのまま成長しても、糖度がのらないのだそうです。
さらには、真上に向かって果実がついていると、成長の過程で必ず折れてしまうので、それも適しません。
ですから、これから毎日行っていく、「摘果」作業は、その見極めと選択を要する、とても神経を使う細かい作業になります。
「これからは、その見極めと選択をしながら、毎日摘果作業に追われにゃんたい!ホント忙しくなるけど、『あの時もうちょっと手をかけてあげとけば良かった・・・』なんて、絶対に後悔ばせんで良かごつしっかりやっていくよ!」本藤さんは笑顔でお話いただきました。
昨年の「本藤果樹園」さんの『樹上完熟梨』は、みずみずしく甘くて、大変好評いただきました。
今年も、「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売いたします。
撮影と取材を終え、帰ろうとしている私に本藤さんが遠くから声をかけていただきました。
「笠くん!今年も一番美味かタイミングの、樹上完熟で出すけん、翌日か翌々日にはお客様に届くように手配せにゃんばい!!」
「は~い!わかりました。了解です!」
「本藤果樹園」さんのこだわり『樹上完熟梨』は、ベストタイミングで収穫し、もちろん即日発送致します。
昨年、「遅くとも中1日でお届けする」と言うお約束のもと販売契約をさせていただきました。
「本藤果樹園」さんの、樹上完熟梨は、本藤さんが経営する直売所のみでの販売でした。もちろん、そこで全て完売する大人気の梨なのです。
ですから今年も、数量限定の完全予約制での販売です。
最初に実る「幸水」、次の「豊水」、そしてジャンボ梨「新高」と随時ご案内してまいります。
糖度は驚きの13度以上!
樹上完熟のみずみずしさとともに、ぜひ味わってください。
7月下旬からの発送予定です。
これからも、その成長の様子、匠の技を取材し、このブログでご紹介してまいります。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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