FLC日記 2013年3月25日(月) 晴れ
「桜の花も満開でしょうけど、梨の花も満開よ!写真を撮りにきなっせ!」
熊本県菊池市市野瀬の匠の農家さん「岩永農園」さんの奥様よりご連絡をいただき、本日撮影と取材に行ってきました。
熊本産ジャンボ梨『新高(にいたか)』の花が満開です!
桜の花に似ていますが、それもそのはず、桜も梨も同じバラ科の植物です。
「笠さん!こっちこっち、下の段の梨園を上から見るとすごいよ!一面梨の花よ!!」
と案内されて、見た景色がこれです!
梨の花のじゅうたんのようです!!
「この時期はとってもいそがしいとよね・・・。だけん、もう何年も桜のお花見なんかしてないけど、毎年こうして梨の花で、春を感じてるとよ!」とのこと。
「それなら、私がビールとお弁当もって来れば良かったですね!笑」なんて冗談を言いながら、しばし梨の花に見とれていました。
「今日は天気がよくなってきたので、ミツバチもがんばってくれるのじゃないかなぁ・・・。」
「岩永農園」さんでは、契約している養蜂農家さんから毎年ミツバチたちを借りて、受粉をさせています。
園内にはたくさんのミツバチが飛び回っていました。
この写真のハチは朝早くからがんばっていたのでしょうね!後ろ足にはすでにたくさんの花粉をつけています。
「それでは今年も順調ですか?」とたずねると、
「それがね・・・。天気予報では、明日の朝また急に寒くなって“霜が降りる”って言いよるとたいね。だから慌てて息子が草刈りをしてるとよ!」とのこと。
霜が降りるから草刈り?その関係がわかりませんよね!
なんと、草を刈ることによって、地熱が保たれ霜が降りにくくなるとのことなのです!風が通ることも霜を防止するのに役立つので、朝から急いで草刈をしているとのことでした。
「花もこんなにきれいに咲いてくれて順調なんだけど、もし、明日の朝霜が降りたらおそらくみんなダメになるとよね・・・。花の時期が早いと、そんな心配もあるから、やっぱりこの自然相手の“農業”って言うのはホント大変よね・・・。でも、今年も美味しい梨が出来るように、手をかけてしっかりがんばるけんね!」と笑顔でお話いただきました。
「それは何をしてるのですか?」とたずねると
「これはね、花を落としてるのよ!」とのこと。
選定をした先端から3節くらいは、花を咲かせないとのことでした。
その部分には果実を実らせないで、新しい芽を出し樹勢を保つのです。
そのため、つぼみの段階で全て摘蕾(てきらい)していきます。ものすごい手間ひまと手作業です。でも、この手間ひまこそが美味しい梨を育てる“匠の技”なんですね!!
本日お話をうかがった奥様は、カメラを向けると逃げ回るので(笑)、何とか後姿と、手元だけを撮らせていただきました。
梨園の帰り道に、「岩永農園」さんの柿園に伺いました。
そこではご主人の岩永敏行さんが、選定作業の真っ最中です。
「なんさま今年はなんでん早かでしょうが!!例年より2週間ぐらい早かとたい。だけん急いで柿の剪定ばしよったとたい。」と大忙し!!
「梨も柿もこうした果樹は、今年はもとより、来年、再来年のことば考えて育てていかにゃんたいね!そこがとても難しかとこでもあるし、おもしろかとこでもあるとたい!」
今日は、このコメントだけで、それらの様子はまた後日ご紹介します。
「FLCパートナーズストア」では、「岩永農園」さんの最高級の梨をネット独占販売いたします。これからも、成長の様子や匠の技、収穫までを取材しご紹介していきます。
手間ひまかけて育てられた、甘くてみずみずしい最高級の梨です。
「岩永農園」さんのジャンボ梨『新高(にいたか)』は9月中旬の発売予定です。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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