FLC日記 2013年3月24日(日) くもり
「もうこのお茶たちは、40年になるばい!昭和47年に植えたけんね。川の向こうにあるお茶は44年になるかなぁ・・・。」
そうう話いただいたのは、熊本県菊池市菊池水源で『菊池水源茶』を生産している「赤星製茶園」の赤星武利さんです。
ここ(株式会社旬援隊)のお隣にある茶畑で、有機栽培でお茶を育てています。
有機栽培でお茶を育てるには、大変な苦労と労力が必要です。もちろん、消毒や化学肥料などは一切使用できません。
有機肥料もきちんと定められたものだけを、日程を決めて投与しなければいけません。
毎年この3月の下旬に、お茶を72cmに剪定します。
その高さもきちんと決めているので、40年間も同じように茶畑を管理栽培できているのです。
菊池水源は、その名の通り「水の源(みなもと)」です。弊社や赤星さんの茶畑から道路を挟んだ反対側には、このような清流があります。
ここからすぐ先にある「菊池渓谷」は、日本森林浴の森百選や日本名水百選にも選ばれた、水と緑が美しい観光スポットです。
菊池水源茶の発祥の地でもあるここ熊本県菊池市原の伊牟田地区は、澄んだ空気と清らかな水、元気な大地で、おいしいお茶の生産地です。
何より、標高500mの霧深いこの地は、朝夕の寒暖差が非常に激しく、お茶の栽培に適しています。
昨年6月の写真です。ホント見渡す限りのお茶畑です。
「菊池水源茶」は全てが有機栽培というわけではありません。このような広大な茶畑はなかなか有機栽培が難しいのです。
ここ(株式会社旬援隊)の隣にある2枚の茶畑を特定して大変手間ひまのかかる有機栽培を行っています。
これは、昨年5月の茶摘の時に撮った写真です。
「笠さんは昨年も見たけん知っとろうばってん、茶摘の時は葉を刈る高さを調整して、今日の剪定より1.5cm高く摘むとたい。今から伸びる元気な新茶を摘むとばってん、古いお茶の葉が混ざらんようにそうやって新茶を摘むとたいね!」
「有機で育てると、消毒もなんもできんでしょうが!だけんこうして枯れたごつなっとるばってん、いっちょん(全く)心配せんで良かとたい。これから伸びるところが新茶になるとだけんね・・・。」
きれいに剪定が済んだお茶を見つめるその目は、とっても穏やかでやさしく見えました。
有機抹茶は、京都などの一部地域のみに出荷されるだけの、一般ではほとんど入手できない“幻の一品”と言われています。
菊池水源有機抹茶『雲上の白』は、独自の栽培方法とこの地のお茶の栽培に最も適した環境が、濃い緑色の抹茶となり、大変人気の高い商品です。
『菊池水源茶』には、この地域独特の製茶法で作られる『玉緑茶』があります。
お茶の葉がよれておらず、丸いぐりっとした形状の独特なお茶です。その形状から『玉緑茶』のことを『ぐり茶』と呼ばれることもあります。
乾燥の最終工程で、回転するドラムに茶葉を入れ熱風を通すことで、お茶の葉がよれずに、丸い形になるのです。
ほどよい渋みがありながら、さっぱりとした清涼感のある味わいがとても人気です。
「FLCパートナーズストア」では、上記にご紹介した幻の一品、菊池水源有機抹茶『雲上の白』、人気ナンバーワンの菊池水源『玉緑茶』も含めた、4種類の『菊池水源茶』を販売中です。
平成25年の新茶は、6月販売予定です。
「菊池水源茶」私も毎日飲んでいますが、きちんと保存保管がされているので、今のお茶もすごくおいしいですよ。
興味のある方は、下記ホームページもご覧下さい。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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