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熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2

FLC日記 2013年2月12日(火) くもりのち雨
「かんぴょうに接木したスイカの苗が、こんなに大きくなりました!定植前に芯を止め、3本に仕立てていくんですよ!」

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_1731474.jpg熊本県山鹿市鹿央町の「岡山農園」さんは、親子2代で、熊本スイカ『黒小玉ひとりじめbonbon』や高級メロン『肥後グリーン』、熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』を生産している匠の農家さんです。
また、この時期は、無農薬・無加温の有機栽培で育てた『チンゲン菜』も育てていて、現在「FLCパートナーズストア」で、好評販売中です!!

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_17345499.jpg昨日のブログでご紹介したように、スイカは、かんぴょうの苗木に接木をして育てます。
接木を終え苗床で元気に育つスイカの苗です。
「岡山農園」さんの岡山祐大さんが、手塩にかけて育てているスイカの苗を見せていただきました。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_173805.jpg「この双葉あたりから上がスイカ。双葉より下はかんぴょうなんですよ。」と岡山さんがお話いただきました。
それにしても、異種の植物がこのように上手く融合して育つのですから、本当に不思議です。かんぴょうは、自分が根を張り吸収した栄養素や水分を、スイカに送り続けます。
スイカは、かんぴょうの根から送り込まれた栄養素や水分を使って育つのです。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_17443415.jpg「ここまで育つと、次の段階です。スイカの苗の芯を止めるんです!!」っと、岡山さん。
「え?芯を止めるんですか?成長が止まるじゃないですか?」とたずねると・・・

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_180528.jpg「そうなんです。この1本の主幹となる部分を止めて、3本に仕立てていくんです。」
岡山さんによると、このまま芯を活かすと、主幹が1本の苗に育ちます。スイカの場合、芯を止めて脇芽を出させて、主幹を3本にするのです。
その3本から、小玉スイカの場合は2玉、大玉スイカの場合は1玉だけを、大切に大切に育て上げるのですね。

定植(ハウスに移しかえること)や、定植後の成長の様子、大切な“芽カギ”作業の様子はまた後日お話しするとして、今日は定植した苗が育ってからの「つる引き」のお話です。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_18173687.jpg定植後、3本仕立てである意味自由に育ったスイカの苗を、根本へ引き戻す作業、これが「つる引き」です。
そうすることで、樹勢が強くなり、元気な苗が育ちます。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_18263939.jpgそして、最も場所が良いハウスの中央部分に、スイカが実るように調整するためでもあります。
岡山さんに指で指し示していただいているところあたりに、スイカを実らせるのです。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_1832621.jpg「スイカの赤ちゃんですか?」私がたずねると、
「そうですね。でも、この花には実らせないんですよ!これは1番花。実らせるのはまだまだ先の3番花なんです!」とのこと・・・。2番花までは、全て摘花するので、その作業効率を上げるためにも、“つる引き”が必要なんですね。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_18524967.jpgこの日は、「岡山農園」さんの全員で“つる引き”作業が行われていました。お母さんの文代さんは、通路ではない方から“芽カギ”と“つる引き”作業を同時に行っています。
「そっち側からその作業はするのですか?」とたずねると、「こっち側からじゃないといけないわけじゃないけど、今日はたまたまね!もう、毎年毎年ず~っとやってきたからね・・・。もうどっちからでもできるとよ!笑」

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_18592947.jpg「笠さんが接いでくれたところは、今はこんな感じになってるよ!かんぴょうの双葉はすっかり落ちてるけど、しっかりがんばってくれてるよね!」と文代さん。
ここから下はかんぴょう、その上はスイカ。まるでギリシャ神話のケンタウロスのような状態で、スイカは順調に成長していました。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_19850100.jpg「岡山農園」さんは、岡山和功さん、祐大さんのご兄弟と、お父様(忠和さん)、お母様(文代さん)で、春から夏にかけては、熊本スイカ『黒小玉ひとりじめbonbon』と、高級メロン『肥後グリーン』を生産する匠の農家さんです。
お父様、お母様の豊富な経験と、若いお二人の研究心が大きな力となり、最高級のスイカ・メロンを育てています。
熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その2_a0254656_19125085.jpg
スイカやメロンに手をかけてあげる時の、皆さんのあの優しい眼差しが、私は大好きです。
たくさんの愛情で、大切に育てられた熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』と、高級メロン『肥後グリーン』を、今年も「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売いたします。
5月下旬の初回発送の予定です。
これからもその成長の様子、随時ご紹介していきます。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2013-02-12 19:23 | 熊本スイカ | Trackback | Comments(0)
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