FLC日記 2013年1月30日(水) 晴れ
スナップエンドウの『新葉(ビーンズリーフ)』って、食べたことありますか?
葉っぱなのに、ちゃんとマメの味がして、美味いんですよ!
中華料理などでは、高級食材として扱われたりもする、大変貴重な知られざる食材です。
「稲田農園」さんは、熊本県菊池市赤星で、スナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』を生産する、匠の農家さんです。
スナップエンドウの美味しさは、皆さんよくご存知だと思います。
『新葉(ビーンズリーフ)』は、上記写真の点線で囲んだ部分です。脇芽が伸びる最先端の新しい葉っぱのことです。
「稲田農園」の稲田光児さんに、その美味しさについてうかがいました。
「この新しい葉っぱは、今一番元気に育とうとしよるところたいね!葉っぱなのにマメの味がするとたい!アクが無かけん、炒めても、茹でても、他の食材と一緒でも、美味しくいただけるとたい!もちろん生でも食べても良かばい!葉っぱを食べてるのに、マメの味がするけん、サラダに使うとも面白かよ!!」
実際、私も食べてみました。
サラダで半分、サッと油で炒めて残りの半分・・・、本当にマメの味がするんです。
現在、「稲田農園」さんのスナップエンドウのハウスは、ネットに沿わせて苗を上へ上へと伸ばす過程にあります。
その際に、土から第8節くらいまでの葉っぱや芽を全て落として、足元をすっきりさせます。
風通しをよくして、病気や害虫から守るためです。
その足元は、すっきりとこんな感じです。
しかし、定植をするまでに有機肥料をふんだんに使いながら育て上げてきたこの畑の土は、元気なスナップエンドウが育つため、新しい芽がどんどん出てくるのです。
写真の角度が異なるので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、1週間もするとこのように新しい脇芽が、次々に出てきます。それを全て取り除く作業が“芽カギ”です。
“芽カギ”をした、成長著しい脇目の最先端の新しい葉っぱが『新葉(ビーンズリーフ)』です。
これは、2週間ほど定植を遅らせて育てているスナップエンドウたちです。
ここがまさに“芽カギ”作業の最前線といったところでしょうか・・・。
私が伺った時には、稲田さんの朝早くからの作業で、このようにコンテナ5杯分ほどの脇芽がかいでありました。
その全てがおいしく食べられる『新葉(ビーンズリーフ)』ではありません。この中のほんのわずかな量しか収穫できません。
“芽カギ”作業は、1本1本の苗の様子を確認しながら、丁寧に丁寧に行われます。
時にはハサミを使い、時にはそのまま手で脇芽を摘んで、とても時間と労力を要する全て手作業です。
摘み取られた脇芽です。
主枝以外は、どんなに立派に成長していても、この時期は全て摘まねばなりません。
主枝をとにかく、上へ上へと伸ばす為です。
1本の脇芽から、『新葉(ビーンズリーフ)』は1つ採れるか採れないかです。
脇芽を摘むタイミングで、大きすぎたり小さすぎたり、ほどよいサイズはなかなか収穫できません。
ですから、中華料理でも高級食材とされるほどの、収量が少ない“幻の”食材なのです。
「『新葉(ビーンズリーフ)』を、私にも販売させてください!!」という、私の必死の願いに稲田さんが応えていただきました!
「『新葉(ビーンズリーフ)』の美味しさを、いろんな方に知って欲しかけん。わかりました出しましょう!!ただし、数量限定にしてくれんね!!その収穫には、さらに“芽カギ”以上に1手間も、2手間もかかってしまうけん、数量限定ということならば、やってみようかね。」
「ありがとうございます!!!」と叫びました!!
なんとか、『新葉(ビーンズリーフ)』の「FLCパートナーズストア」での販売が決定しました。
もちろん、スナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』も販売いたします。
「稲田農園」さんと、収穫の時期(初出荷)の件など、最終打合せをして、弊社ホームページに近日アップいたします!!
とても希少な“幻の食材”スナップエンドウの『新葉(ビーンズリーフ)』とスナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』!
いずれもけっして見逃すことはできませんよ!
超人気の食材になること間違いなし!
楽しみにお待ち下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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