紅ほっぺ イチゴの形って最初で決まるんですよ！

ＦＬＣ日記　2012年12月２日(日)　雨
「イチゴの形は、最初っから決まってるんですよ！」
熊本県山鹿市イチゴ一筋１２年の「杉本農園」さんのイチゴ畑で取材した時の会話です。
「杉本農園」の杉本一博さんに教えていただきました。
「杉本農園」さんのハウスには、イチゴが一面に栽培され、きれいな白い花を咲かせていました。
ハウスの中には、ミツバチが飛びまわり、イチゴの花の受粉をしています。

このミツバチたちは、契約養蜂農家さんからレンタルしています。
ミツバチは気温が低いと活動しませんし、湿度が高いとこれもまた活動しません。
イチゴにとっての適正温度と湿度、それに加えミツバチが活動できる温度と湿度を調整するのもこの時期の大切な管理業務です。

「何年か前には、ハウスのビニールの自動開閉設備が故障して、その時期のイチゴが全てダメになってねぇ・・・。私たちも収穫が出来ずにつらかったけど、イチゴたちに『悪いことしたなぁっ』て思ってね・・・。」そうお話いただいたのは、お母さんの洋子さんです。
イチゴ一筋の思いから来る、イチゴへの愛情が伝わる言葉でした。

そのような失敗も繰り返しながら、現在は“本物”と呼べる最高のイチゴを育てています。
今は、「玉出し」という作業の真っ最中です。竹の棒をたて、細いロープを張り、花の咲いた枝をその外側に出す作業です。イチゴの果実が、葉に隠れないようにして、果実に日差しを十分に当てて、糖度と着色をあげるために行う大切な作業です。

それと同時に行うのが、「摘果」という作業です。
イチゴの果実の数を調整して実らせ、大きなイチゴを育てるための作業です。
たくさん実らせると、大きくなりません。しかし、この時期はクリスマスケーキ用の小さめのイチゴの需要が高いので、そのことも考えながら摘果作業をしていきます。

「笠さん！これ見てください!!これなんかすっごい大きなイチゴになりますよ！ただ、三画のイチゴではありませんがね。イチゴの形は、最初っから決まってるんですよ！」
杉本一博さんがそう教えていただきました。

ミツバチたちによる受粉ができたイチゴは、小さな果実をつけてきます。この中央のイチゴは、まさにその状態です。これはおそらくきれいな三角のイチゴになるとのことでした。
「三角で大きなイチゴを作ることを目指していますが、こればかりはどうしようもなく、いびつな形の大きなイチゴも出来るんです。食べ応えがあり味も申し分ないんですが、出荷する時は２級品扱いになるんですよねぇ・・・。」

「イチゴ作りはまだまだ難しいところがたくさんあります。果実のサイズ・大きさなどは、そうそう思うようにはいかないものです。ですから、今回「ＦＬＣパートナーズストア」さんには、その中から色・形・大きさとも、最高と呼べるイチゴを厳選してお出ししたいと思います。」

「それともう１つのこだわりが、減農薬です。イチゴは無農薬での栽培はほぼ無理だと思われます。どうしても、“葉ダニ”がつくからです。ここでは農薬を減らすために“チリカブリダニ”というダニを投入しその葉ダニを食べてもらうんです。これはてんとう虫とアブラムシの関係に似ていて、農薬を減らして栽培する上に最も有効な方法です。私たちは、『安全・安心なイチゴ』にもこだわりを持っています。」

「ＦＬＣパートナーズストア」では、「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴ『紅ほっぺ』をネット独占販売いたします。
お父さんの杉本憲治さんとお母さんの洋子さんが、イチゴ一筋１２年の中で培ってきた経験と技術を、息子の一博さんがさらに進化させて作られた“本物”と呼べるイチゴです。

ただいま、ホームページアップに向け、全力準備中です。
お歳暮やギフトにも最適の高級イチゴを全国に発送いたします。
安全・安心な高級イチゴにご期待下さい!!

ＦＬＣパートナーズストア　笠　泰紀

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