FLC日記 2012年11月23日(金) くもり時々雨
原木生しいたけ『トリプル1』は、「小春農園」さんによって大切に育てられています。
その食味はまさに“アワビ”を食べてるかのようで、多くのレストランや有名料亭の食材として扱われている商品です。
『トリプル1』とは、
“1番”最初の原木から育ち・・・
“1割”しか採れない貴重さ・・・
“1級品”の旨み、食感、味わい・・・
3つの“1”を備え持つ、特別な「原木生しいたけ」です!!
その大きさから、「ジャンボしいたけ」と呼ばれ、
私はその美味しさから「しゃぶしゃぶしいたけ」とも称しています。
食卓のメインディッシュとなりえる食材です!!

その大きさ、肉厚さをお伝えするためにこの写真を見てください。
どうですか?
薄くスライスしてしゃぶしゃぶに!厚めに切ってステーキでもいいですよね!!
大きな“石づき”は、一口大に切って、串焼きやてんぷら!旨みが凝縮されていてとてもお酒にあうと大評判です!!
昨日に続き、「原木しいたけ」の匠、「小春農園」さんの、原木(ボタ木)の積み出し・運搬作業の取材日記です。

「小春農園」さんの「原木しいたけ」の栽培地は、熊本県山鹿市鹿北町にあります。
杉の木の林の中で、きれいな水と空気の中で、何も足さずに、何も引かずに、原木から育つしいたけを栽培しています。もっとも自然に近い栽培方法で、もちろん無農薬・無化学肥料での栽培です。

ここは、福岡県八女郡黒木町。「小春農園」さんから車で約50分ほど離れた場所です。
この地で、約2年前にクヌギやナラの木を伐採し、しいたけ菌を原木に打ち込む“コマ打ち”、仮伏せ、本伏せという作業を経て、ゆっくりとこのときを待っていた原木たちを、栽培地に移す作業に同行させていただきました。

この原木からは、今年初めて「しいたけ」が育ちます。
原木を雨や日光から守るために乗せられていた竹の枝(シバ)から、しいたけが顔を出していました。
この地でもすでにしいたけが出来ているのだと、驚きました!

原木を起こしてみると、このようにしいたけが出ています。
「これはね、少々気の早いしいたけたいね!原木をトラックで運ぶ振動と、その後の散水によって“発生操作”をして、本来しいたけは出てくるとたい!でも、原木をしっかり育ててきたけん、しいたけ菌も原木に十分に伸びていて、“発生操作”なしでも出てくるとたい!良いしいたけがこれからたくさん取れるっていう証拠たいね!」
「小春農園」の小原正宏さんがお話いただきました。

この段階での原木は、ぎっしりとつめて伏せてあるので、しいたけが出てきても、近くの原木にあたり形の良いしいたけは出来にくいのです。
これは、たまたまきれいな形のしいたけですが、形もさることながら、商品とするにあたりその収穫のタイミングが一番重要です。
栽培地にきちんと原木を並べ、毎日徹底管理してベストタイミングで収穫してこそ商品になるのだとお話いただきました。
これぞ、匠のこだわりですね!!

運搬車に乗せられた原木は、しっかりとワイヤーで固定され、トラックの待つ坂の上の道路脇へ運ばれていきます。
昨日お話しましたように、軽トラックに1回分は積み終わりました。これから2tトラックへ積み込んでいきます。

急な斜面を登り終え、トラックまで来た運搬車はそのまま荷台へ乗せられました。
ここから、トラックへ降ろすのですが、栽培地へ運び降ろす際の工程を考え、載せる配置を決めます。

小原正宏さんと、息子さんの将輝さんの共同作業で、原木は次々に降ろされていきました。
「原木を取りに来たら、運搬車で3回分乗せて帰るとたいね。1回目は軽トラックに。2回目はこうやって2t車に降ろして、3回目は運搬車に乗せたまま運ぶようにして効率ば上げて仕事しよるとたい!」

1回目、2回目の作業工程は理解できましたが、3回目の「運搬車に乗せたまま」の意味がわかりませんでしたが、その答えがこの写真です。
栽培地について、そのまま運べるよう原木を乗せたまま運んでいくのです。「小春農園」さんにとっては当たり前のことでしょうが、初めて見る私にはその段取りのよさに驚かされました。

本日原木を運び出す作業中に収穫できたしいたけです。
「さっきも話したように形はそろってないけど、一番栄養を持ってる状態の原木から出たしいたけだけん、味は最高ばい!食べてみなっせ!」そう言って頂き、このしいたけをお土産にいただいちゃいました。
次の日、ここ(株旬援隊)で囲炉裏を囲んでバーベキューをした際にみんなで食べましたが、驚いたのが、友人の子供の「しいたけ嫌い!」の女の子が、3つも4つも食べていたことです!!
そのこのお母さんが一番ビックリしていました。
採れたての「原木しいたけ」は、やはり美味しさが違うんでしょうね!

約2年前に伐採したクヌギの切り株からは、このようにもう次のクヌギが成長しています。
中央に立つ2本がそれです。
伐採後、10年もすると立派な原木となるべく大きさまで成長するのだそうです。根がすでにある分、新しく植樹するより成長は早いとのこと!またまた驚きました。数年後にはまたこの地で、原木の積み出し作業が行われることだと思います。

「原木しいたけ」は、このような手間ひま、労力、長年の歳月を要して育てられています。
本日ご紹介した作業は、その工程の中のほんの1角です。
それゆえに、「原木しいたけ」は、日本におけるしいたけの収穫量の約2割にまで減少しています。
現在店頭に並んでいるしいたけのほとんどが、「菌床しいたけ」と呼ばれるもので、おがくず等を肥料として使う栽培方法です。
ハウスや建物の中で栽培され、温度や湿度管理をすることで、1年を通して収穫が可能です。
ですから、「原木しいたけ」は、今では、とても貴重なしいたけと言えるのです。
おそらく、生しいたけとなればほぼ1割にまで減少するでしょう。
「原木生しいたけ『トリプル1』」は、「小春農園」さんの、苦労、思い、こだわりがたくさん詰まった、超おすすめ商品です。
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FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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