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アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために

FLC日記 2012年11月13日(火) 雨
熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』生産農家の「岡山農園」さんの取材日記です。
「岡山農園」さんは、熊本県山鹿市鹿央町で、熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』や、春から夏にかけては、熊本スイカ『黒小玉ひとりじめbonbon』と、高級メロン『肥後グリーン』を生産する匠の農家さんです。
アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_12513086.jpg
『アールスメロン』が、ソフトボール位の大きさまで成長していました。
このハウスでは、2種類の『アールスメロン』を栽培しています。
果肉がオレンジ色の「ハイネス」と、果肉がグリーンの「ベネチア」です。
いずれも、12月15日前後の出荷に向け、順調に成長中です。
また、別のハウスでは、1月5日前後の出荷予定のグリーンの果肉の「セーヌ」という品種も栽培しています。

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_1304460.jpg少しずつ、マスクメロン特有の果皮のネットが現れてきました。
これは、「ベネチア」です。気温や湿度の調整がとても難しく、この時期栽培するには大変難しい品種です。今回、「FLCパートナーズストア」での、販売に向け特別に栽培していただいているマスクメロンです。
お歳暮や、クリスマス用にと、「ハイネス」のオレンジの果肉と、「ベネチア」のグリーンの果肉の2種類をセットで販売できるようご協力いただいています。

これからも、温度、湿度の管理をしながら、1株からたった1個の至高の『アールスメロン』を育てるために、たくさんの苦労がありますが、ここまでの様子を、定植(苗床からハウスに植え替えること)を15日遅らせた別のハウスの写真でご紹介します。

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_15413767.jpgこちらが、15日遅らせて定植したハウスの現在の様子です。
最も成長期の株たちを、ハウスの中にもう一枚ビニールを張ることで、温度を一定にさせ育てています。
まだ、メロンの果実は全く見当たりません。メロンの葉っぱの色も薄く、若い感じが見受けられますね。

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_15485052.jpg本木(メインの幹)をまきつかせるためのひもに沿って、まだまだ上に伸びています。
一定の高さまで伸ばした後は、頂芽(成長点を持つ主枝)を摘み、上への成長を止め、メロンの苗の全ての力を果実に注ぐようします。果実を実らせるワイヤーはすでに用意されていました。

「岡山農園」の、岡山祐大さんにお話をうかがいました。
アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_15585788.jpg「この時期は、ミツバチに受粉をさせます。今日は朝早いことと、ハウスの中の湿度が高くミツバチがあまり活動していませんが、ハウスを開け湿度を下げるとミツバチたちも活発に動き始めるのです。温度、湿度と、ミツバチたちを、きちんと管理できないと美味しいメロンはできないんですよ!」

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_1682973.jpg「こちらを見てください。ここまで成長する間には、芽カギといって脇目を摘んでいくんですが、このように決まった場所で3本を残します。この3本の芽に花を咲かせ、ミツバチによって受粉をさせ、さらに最も良い1本のみを残し、果実として育てていくのです。」

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_16251581.jpgこのように、小さなメロンが付いている花が咲き、そこにミツバチたちが蜜を集めに来て受粉します。その後は、その前後の2枚の葉っぱのみを残しこの枝の頂芽部分も摘んでしまいます。また、この栽培方法の場合、メロンのつるは全く不要です。むしろ、伸びたつるが巻き付き、葉っぱを引っ張り広く成長させることを妨げるので、全て摘まないといけません。

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_16571067.jpg「もう1つ重要なことは、結果枝(果実を実らせる枝)は、本木に下も8枚、上も8枚葉っぱを残した場所に作ることです。その上下の枚数がこの時期の栽培の理想とされ、もちろん美味しいメロンができるのです。」
「岡山農園」さんでは、1株からたった1個の至高の『アールスメロン』を育て上げるために、1株1株を毎日観察し、徹底管理しています。

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_1728668.jpg元気にすくすくとメロンの苗は成長しています。
一番上の葉っぱを天葉(てんば)と言います。まだ成長途中の小さな葉っぱですが、この天葉が今後、美味しいメロンを育てるのにとても大切です。
天葉で、太陽の光を最も受けてその栄養を果実に送り出すのです。
また、結果枝に残した2枚の葉っぱも同様に大切な葉っぱです。成長の過程では、天葉と残した2枚の葉っぱはほぼ同じサイズになることが理想とされているそうです。
その4枚の葉っぱをメインとして、苗の全ての葉っぱで作られた栄養分をたった1個の『アールスメロン』に全て注ぐのです。

「岡山農園」さんは、メロンの匠の農家さんです。
温度、湿度、ミツバチの管理に加え、1本1本の苗を徹底観察し、手間ひまをかけていきます。

アールスメロン 1株から1玉!至高のメロンを育てるために_a0254656_1865757.jpg「この子たち(メロンの苗たち)も、ホント1本1本違うんですよ。だから、それぞれにあわせて手をかけていきます。そして、それぞれ1本の苗から、たった1個のメロンを育て上げた時は、本当にうれしいんです。もっとうれしいのは、それを食べていただいたお客様が『美味しかったぁ!』と言ってくれた時!!前回、熊本スイカ『黒小玉ひとりじめbonbon』や、熊本メロン『肥後グリーン』を食べていただいたお客様に今回もぜひ食べていただきたいですね。もちろん、今回の『アールスメロン』で初めて私たちが育てたメロンを食べていただくお客様にも、ご期待にそえるようこれからも出荷まで全力でがんばります!」

「FLCパートナーズストア」では、「岡山農園」さんの熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』の販売に向け準備中です。
お歳暮に・・・
クリスマスプレゼントに・・・
お正月に家族そろって・・・
ぜひ、至高の『アールスメロン』を!!
数量限定の完全予約販売です!
近日、ホームページにアップいたします。お見逃しなく!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2012-11-13 18:14 | 熊本産 高級マスクメロン | Trackback | Comments(0)
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