FLC日記 2012年9月21日(金) くもり
熊本県山鹿市鹿北町岩野柏ノ木で、匠が育てるアスパラ畑を取材してきました。この匠(古川孝人さん)は、先日ご紹介した『太秋柿』も育てる、匠の農家さんです。
これが、アスパラの親木と収穫を待つアスパラです!
朝5時から一度収穫をして、夕方のこの時間にはもうすでに収穫を待つアスパラが、ニョキニョキと元気に伸びてきています。
アスパラの収穫は明日夕の2回!とても手間ひまのかかる作業です!
ハウスの中は、こんな感じにまるで竹が生えているかにも見えますよね。
この様子だけだと、私たちが知っているアスパラとは似ても似つかず、なんだか解らないでしょ?
この真っ直ぐに植えてある、アスパラの親木の根元から、毎日アスパラが出てきます。
アスパラ作りはとても大変です。本来なら良くても5~6年で、畑を変えないとだんだんアスパラが出なくなる、連作が難しい作物だと言われてきました。
しかし、古川さんは、この地でもう10年以上もアスパラを育てる匠の農家さんです。
4月から10月の収穫の時期はもとより、収穫を終え次の春を迎えるその時期こそアスパラ栽培の大切な時期になるのだそうです。
この赤くて丸いものは、アスパラの“実”です。
この時期になるとアスパラは子孫を残すためにこの赤い実をつけます。
しかし、アスパラ栽培にはこの実は不要なものとのこと!
収穫の時期を終えると、この赤い実は匠の手によって、全て排除されます。
この実は、病気のもとになるので、一粒残らず全て取り除くのだそうです。
さらに、収穫時期を終えると、この親木も根元から全て切り取っていきます。
その切り取った後のアスパラ畑の管理こそ、まさに匠の技になるわけです。
その匠の技によって、古川さんは同じアスパラ畑で10年もの間、見事なアスパラを育て続けています。
さわりだけうかがいましたが、それはそれは大変な労力と手間ひまです!
その様子はまた後日、取材をしてご紹介いたします。
朝採りを、きちんと切りそろえられ、定数ずつの束になった出荷前のアスパラ達です。見せていただいた瞬間に、「きれいかぁ!!!」と感嘆の声が飛び出すほどの美しさでした。
匠の農家さん、古川孝人さんは78歳!奥様と2人3脚でがんばっています!
「アスパラを育て始めて、一生懸命研究して、手をかけ時間をかけがんばってきたたいね!その技術、技、管理方法は、いろんな方にだいぶ伝えてきたよ!研修と言うことで、県外からもバスに乗って大勢ここまで見に来らしたほどたいね。」
ある農家さんに、「古川さんところでは、同じ畑でアスパラをもう10年以上も栽培し続けているそうですよ!」と話したところ、「そら、ほんなこつね?(本当のことね?)、そら凄かぁ~!そぎゃんこつの出来るなら、俺も教えて欲しかぁ!!」と驚いていました。
アスパラは、収穫した後、出荷までにもう1手間も、2手間もかかります。
その様子は、また後日ブログでご紹介します。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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