FLC日記 2012年8月31日(金) 晴れ
熊本県菊池市の市野瀬にある岩永農園さんの梨園に取材に伺いました。
岩永敏行さんは、6種類の梨を育てる匠の農家さんです。
細部にまで手の行き届いた、見事に管理されている梨園です。
この日は台風が接近していて、とてもお忙しい中貴重なお時間をいただき、いろいろお話をうかがいました。
梨の木は、ある意味とても強く、この様に、ほとんど枝が折れたような状態でも、しっかり生きていけるのだそうです。
この先の枝にもたくさんの果実が実っていました。
ただその分、台風などの強風にあおられると、しなって果実が落ちてしまうのだそうです。何年か前には1晩で全てのなしが落果して、全く商品に出来なかったこともあったそうです。
ですから、この日も台風が接近中なので、このアンカーをグルグル土に埋め込みワイヤーを張りかぜでしならないように固定する作業をしようとされていました。
幸いにも直撃はなさそうなので、今回はその作業を見送るとのことでした。
見事な梨でしょ!!
これはこれから収穫を迎える「新高(にいたか)」と言う梨です。
これだけきれいに育てるためには、並大抵の努力では出来ません。日々の徹底管理と匠の技!岩永さんの愛情がたっぷり詰まった最高級の梨です。
まだまだ大きく甘くなっていきますよ!
とても貴重な経験をさせていただきました。
岩永さんが作っている6種類の梨から、5種類をその場でもぎたてで食べ比べました。
収穫する順番どおりに、手前から
・「幸水(こうすい)」
最も早くに収穫を迎える梨。糖度は11.5度程度だが、みずみずしく食感も良く人気の品種。この時期はすでに最旬の時期を過ぎていました。
・「秋麗(しゅうれい)」
JAが品種開発と育成の仕方の指導をして、流通まで行っている貴重種の梨。お盆過ぎからの出荷で、香りが高く女性に大人気です。
・「豊水(ほうすい)」
一番人気の品種です!その名の通り、みずみずしく、糖度は12度と高いのですが、酸味とのバランスがバツグンです!最旬の梨です!
・「秋月(あきづき)」
「新高×豊水」に、さらに幸水をかけ合わせてできた梨です。酸味が少い分とても甘く感じられ、果汁も豊富なため、人気急上昇中です。
・「新高(にいたか)」
歯ごたえ良く果汁も豊富な梨。酸味も少なく甘味を十分に楽しめます。洋梨ほどではありませんが、香りもあります。大きなものは1玉1kgにもなります。
上記以外に、11月に収穫を迎える「新興(しんこう)」と言う梨も作っていますが、それはさすがにまだ早く食することは出来ませんでした。
でも、5種類の梨をもぎたてでその場で食べるなんて、めったに出来ることではありません。本当に貴重な体験をさせていただきました。
個人的な好みでは、「豊水」がナンバーワンです!
やはり一番人気のはずですよね!もちろんこの時期の“最旬”と言うこともあり、最高の味わいでした。
また、これからの時期最旬を迎える「新高」は期待値がかなり高く、もっとおいしくなるこれからがすごく楽しみになりました。
岩永農園さんでは、普通有袋栽培(果実に袋をかけて育てる方法)で育てる「新高」を無袋栽培で育てています。そうすることで、糖度がより高い「新高」が出来るのだそうです。
その分、害虫や病気などのリスクは高くなります。岩永さんの匠の技と、愛情、手間ひま無しでは、最高の「新高」は出来ません!まさに梨作りの『巨匠』です!
「FLCパートナーズストア」では、岩永農園さんの最高級の「新高」を、数量限定でネット独占販売させていただくことになりました。
現在、全力準備中です!
収穫したその日に発送するため、樹上完熟のみずみずしさをそのままお届けいたします!
準備が整い次第、ホームページでご案内させていただきます。ぜひ、巨匠の梨「新高」をご賞味下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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