2012年7月18日(水) 晴れ
熊本県菊池市水源で、水にこだわり『菊池水源棚田米』を生産している、後藤さんの棚田を取材してきました。
水の源、菊池水源の地に広がる棚田の田園地帯です。
中央の建物(堆肥センター)の左側に後藤さんの棚田があります。
ここから見る景色には、水害の被害はなさそうでほっとしていました。
天気は良かったのですが、台風の影響か、とても風が強かったです。強い風に負けない元気な稲たちが成長していました。
田植えから取材させていただいているので、ずいぶんと大きくなったことがうれしかったです。
後藤さんが育てる5枚の棚田のうち、4枚を移したものです。奥に見える阿蘇五岳の1つ「鞍岳」が雄大な姿を見せてくれています。
下から3枚目の棚田は、苗床に使用していたので、田植えが遅く成長も若干遅いように見受けられましたが、どの棚田も順調に生育している様子でした。
ふっつと右に目をやると、驚きの光景が・・・。
棚田に土砂が流れ込んでいました。
高台にある「堆肥センター」脇の斜面が崩れ落ちています。
先日の大雨で崩落した様子です。
崩落現場の上(堆肥センター内)から撮った写真です。
道路はすでに土砂を取り除ききれいにしてありましたが、心配で後藤さんにすぐに連絡をしました。
「そぎゃんたい!参ったね・・・。道路はすぐに片付けてくれたとばってん、田んぼの中は重機ば入れると、他の苗もふんぴしゃぐけん、あそこはあきらめてそのままにしとるとたい!」とのこと。
熊本弁わかります?要約すると、「参った。道路は片付けてくれたけど、田んぼは重機で他の苗を踏む恐れがあるので、被害拡大をさけそのままにしている」と言うことです。
後藤さんは続けてお話いただきました。
「被害はあんだけで済んだけん、まぁ、よかとばってん、あそこに埋まった稲たちが、せっかく元気に育ちよったとにかわいそうでね・・・。」
私は後藤さんの言葉にしびれました。精魂こめて育てている稲たちがこのような被害にあいかわいそうとのこと・・・。
後藤さんのこの棚田、この稲たちに対する深い愛を感じました。
今日も、後藤さんの棚田には菊池川の水の源(みずのみなもと)「菊池水源」から来る新鮮で清らかな水が流れ込んでいます。
この世話のやける棚田でお米つくりにこだわるのは、この清らかな水があるからなのです。
お米の命・・・「水」。
『菊池水源棚田米』は後藤さんのたくさんの愛情を受け元気に成長しています。
「FLCパートナーズストア」では、『菊池水源棚田米』の平成24年度新米の限定予約販売を好評受付中です。
下記ホームページよりチェックしてみてください。
<水害被害のお見舞いと現状報告>
7.12大水害に見舞われて皆様には心よりお見舞い申し上げます。
ここ(㈱旬援隊)も水害に見舞われ、井戸とポンプが流されいまだに水道が出ない生活を余儀なくされています。
通常業務もこなしながら、復旧に向け全力でがんばっています。
お電話やメール、FAX等で全国よりお見舞いのお言葉、励ましのお言葉頂戴しましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
本日も、熊本スイカ『黒小玉ひとりじめbonbon』、高級メロン『肥後グリーン』の出荷をさせていただきました。
明日、もしくは明後日には全国のお客様にお届けできると思います。
水道から水の出ない不自由なくらしとではございますが、ある意味、逆境を楽しみながら前向きに取り組んでおります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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