FLC日記 2012年1月27日(土) くもり
10日ほど前のことになりますが、1月17日(火)にれんげ米農家の野中さんの取材に行ってきました。
とても寒い一日したが、晴れわたった空がとっても気持ちの良い日でした。
熊本県菊池市七城町砂田と言うところです。
砂田=菊池川と迫間(はざま)川の間の地区で、砂の混ざったこの田んぼの七城町の砂田米は全国的に有名です。
阿蘇(鞍岳:くらだけ)と八方ヶ岳からの清流に恵まれた肥沃な土地で、日本一のお米が作られています。
特に、野中さんの田んぼでは、毎年12月にレンゲの種をまき、レンゲを育てそれを肥料として使っています。
レンゲは花が咲くとそのころに、養蜂農家さんがハチミツを採るためにたくさんのミツバチをつれてきます。
そのころのことはまた後日ご報告するとして、今日はレンゲの芽が出たと言う報告です。
最近はれんげ米を作る方も年々少なくなってきているようです。
レンゲの種をまいても発芽するのは約7割とのこと・・・。
もちろん生き物ですから、自然に左右され安定した肥料となるべくレンゲが育たないのがその要因です。
ただ、レンゲを肥料として巻き込んだ田んぼには、本当においしいお米が作れるとのこと。
「やっぱり、自分が食べて“美味い!”と思えるコメを作りたい。だから俺はレンゲにこだわっているんだよね。」
と、れんげ米農家の野中さんが話してくれました。
今後も取材を続けていきます。
レンゲが育ち、花が咲き、ミツバチが蜜を集め・・・。
役目を果たした花もろとも、土に巻き込み肥料となる。
それから、いよいよお米作り!
そのための肥沃な田んぼを今準備中です。
“米”と言う漢字の由来となっていると言われている、お米つくりの“八十八の苦労”を、お伝えできればと思っています。
野中さんの自慢の『七城町砂田のれんげ米』を、多くの皆さんにご紹介して、ぜひ食べていただきたいと思います。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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