FLC日記 2015年6月19日(金) 雨時々くもり
「母枝から伸びる着果枝の、下から1つ目の節にもきちんと着果してるでしょ?これが良いんです!ここで栽培する山あいの『甘熟いちじく』は、ほとんどこの状態に仕上げています。収穫を迎える8月中旬には、下から3個ほどは、パックに2個しか入らないほどの、あの大きないちじくになりますよ!」
「小春農園」専務の小原将輝さんが、元気に育つ山あいの『甘熟いちじく』の栽培地でそうお話しいただきました。
まずはご覧いただきましょう!
これが、8月中旬の初出荷のころに販売する大きないちじくです!!
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの山あいの『甘熟いちじく』をネット独占販売いたします。
8月中旬よりの出荷予定で、初出荷から3回ほどはこんなにも大きな『甘熟いちじく』の出荷が可能です。
今年もすでにたくさんのご予約を頂戴しています。
その大きさをお伝えするために、本来なら手にとり写真に収めたいところなのですが・・・。
「小春農園」さんの、山あいの『甘熟いちじく』は、ご覧下さい!
完熟ならぬ、“甘熟”にこだわった、樹上でしっかりと熟させたいちじくなので、触るとパンと弾けそうなんです!(笑)
ですから、通常商品の12~16玉入り(写真は12玉)と比較して、その圧巻の大きさを、わかって頂ければと思います。
この写真の、山あいの『甘熟いちじく』12玉も、十分に大きいですけどね!!(笑)
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんの山あいの『甘熟いちじく』の栽培ハウスです。
自然豊かな、とってものどかな山あいです。
梅雨空の下、その奥の田んぼでは、田植えのための代かき作業が行われています。
ハウスと言えども、両サイドは風通し良く開いています。
あくまで雨風からイチジクの果樹や果実を守るためのもので、屋根を目的としたハウスです。
「こんにちは!」と声をかけると、
「小春農園」専務の、小原間将輝さんが作業の手を休め取材に応じてくれました。
私は、年間を通して、山あいの『甘熟いちじく』の成長の様子や、惜しまぬ手間ひま、匠の技を取材しています。
こちらは、3月上旬に行われた、“選定作業”の様子です。
「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの長年の経験と卓越した技術に加え、息子さんで専務の将輝さんの大学で果樹栽培を専門的に学んだ豊富な知識が重なり、このお二人の“匠”が中心となり、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
「今年も良い感じに着果してますよ。あと2ヶ月ほどで収穫です。1つ目の節からきちんと着果するように育ててきたので、これからも、収穫までしっかり手をかけて育て上げないといけません。」と将輝さん。
1つ目の節から果実が実るよう育てる匠の技は、以前のブログで紹介していますので、興味のある方はぜひのぞいてみて下さい!
FLCパートナーズストア オフィシャルブログ
「FLC日記」 2015年5月24日
『甘熟いちじく 新芽の芽吹きと弱い芽を残す匠の技』
「しっかりと最初の節から着果してるでしょ?下から3つほどは、あの大きないちじくになりますよ!」と将輝さん。
「今日は何の作業をしていたのですか?」と尋ねると、
「芽カギと誘引作業をしてました。」とのこと。
「小春農園」さんでは、風で大切な果実が傷ついたり、まして成長の過程で折れたりしないように、果実が実る1本1本の枝にひもを巻きつけて固定しながら育てています。
「誘引作業はわかりますが、この時期にまだ芽カギがあるんですか?」
と、注意深く果実や葉っぱの様子を観察しながら誘引作業を行う将輝さんに尋ねると、
「そうなんです。果樹が元気いっぱいで、この時期も芽吹いてくるんです。」
「ほら!ここにありましたね。有機肥料をふんだんに与えた元気な土で育てているので、樹勢が良くて、こうしてこの時期のも新芽が芽吹いてくるんです。」
「もうすでに、着果枝は決まっているので、これらは不要な芽なんですよね。これを伸ばすと、せっかく果実を大きくて、美味しく、甘く育てる時期なのに、無駄な体力を使わせるので、それらの新芽は全てかいでいくんです。」
「その作業自体は、そう難しくはなさそうですが、この広いハウスを全て見て廻るんですか?大変ですね!!」と言うと、
「ハハハッ!まぁ、それはそうですけど、美味しい『甘熟いちじく』を育てるためですから、そのあたりの手間ひまは惜しみませんよ!(笑)」とのこと。
「それに、樹勢が良いので脇芽も出るんです。これは3日ほど前にかいだ脇芽の跡ですね。ここからは、葉っぱと果実を成長させるだけでいいので、そんな脇芽はできるだけ早い段階でかいでいかないといけないんです。」
「なるほど!その惜しまぬ手間ひまと匠の技が、あの美味しい『甘熟いちじく』になるんですね!」と言うと、
「もちろんそれだけではありませんが、これもこの時期の大事な作業ですよ!」
と慢心の笑みで答えてくれました。
この時期、まだピンポン玉ほどのいちじくの果実ですが、これからの2か月間で大きく甘く育てていきます。
イチジクは、傷みが早いので、一般流通されているものは、早めに収穫して発送されます。
しかし、それでは本当のいちじくの美味しさになりません。
樹上で完熟したいちじくを食べれば、その違いは明確です。
「小春農園」さんでは、こだわりの『甘熟いちじく』を出荷しています。
こちらは、8月中旬の収穫を迎えたころの写真です。
「FLCパートナーズストア」との契約の際、「朝採りの甘熟いちじくを出荷するので、遅くとも必ず中1日ではお客様に届けること!!」と言う約束のもと、ネット独占販売しています。
その場で試食させて頂きました。
完熟度合がすごいでしょ?
ですから、トロットロの優しい甘さで、むちゃくちゃ美味いんですよ!!!
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの『山あいの甘熟いちじく』をネット独占販売いたします。
8月中旬からの出荷予定です。
それまでの成長の様子や惜しまぬ手間ひまなど、また現地取材をしてこのブログでご紹介します。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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