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原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1

FLC日記 2013年6月8日(土) くもり
「原木しいたけの、夏のしいたけは、2つの発生操作がいるとたいね!水に浸してあげる事と、振動を与えてあげること。その様子を見に来んね?」
「小春農園」代表の小原正宏さんよりご連絡を頂き、さっそく取材に伺いました。
原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_17393620.jpg
これが、夏限定の『原木しいたけ』です。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町、豊かな森の中にある「小春農園」さんの『原木しいたけ』の栽培場です。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_17414430.jpg原木をならべる列ごとに徹底管理しています。
右は、本日収穫を終えた原木しいたけ、左は明日収穫を迎える原木しいたけです。
「小春農園」さんは、この『原木しいたけ』をはじめ、柑橘王『デコポン(肥後ポン)』、究極の柑橘『せとか』、『ザ・みかん』、幻の白い『長生たけのこ』、などなどを育てる“匠の農家さん”です。
健康や美容に効果的だと、現在、大注目の『干したけのこ』も、「小春農園」さんの商品です。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_17511337.jpg「小春農園」代表の小原正宏さんと、息子さんで専務の小原将輝さんです。
私が取材に行くと、いつもこの笑顔でいろんなお話を聞かせ、全てを見せていただいています。
「消費者の皆様に、俺たちが育てている様子ありのままを見ていただいて、購入していただきたいね!もちろん俺たちはそれにお応えすべく、安全・安心で“美味い”最旬の食材を提供していくよ!」
とお話頂き、さっそく原木が“本伏せ”されている場所へと案内いただきました。
山道を登り到着すると、「さぁ!はじめようか!!」と、さっそくお2人は作業を始めます。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_1801456.jpg小原さんが原木に乗せていた“シバ”をはいでいます。
将輝さんは、原木を運び出す道を確保するため、草刈機で草を切っています。
約2年前に、この地にあったクヌギやナラの木を、伐採し、コマ打ち(しいたけ菌を原木に打ち込むこと)をして、仮伏せ、本伏せを経て、2年もの歳月の後、しっかりと原木にしいたけ菌を伸ばして、やっと収穫への準備となるのです。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_18195379.jpgこうして、全て手作業で“シバ”をはぎ、原木を運んでトラックに乗せます。
足場の悪い急斜面です。けがの無いように慎重に作業は進められていきました。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_18235181.jpgこれは、はぎ取られた“シバ”です。
しいたけ菌は、紫外線に弱いので、原木を紫外線や雨風から守るため、“シバ”と呼ばれるものを上に乗せ、菌が伸びるのを助けます。
「小春農園」さんでは“シバ”は、たけのこ栽培で伐採した竹から、切り落とした枝を“シバ”用に準備し使っています。
使用後の“シバ”は、そのままそこに放置し、森の土の栄養として帰っていくのです。とても地球に優しい農業をしています。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_1831273.jpg「将輝さん!原木重くないですか?」とたずねると、
「収穫のための作業のこの時期になると、もう随分と軽くなっているんです。それに、夏収穫するための原木は、発生操作の1つの「浸水操作」をするので、最初のコマ打ちの時点で、細いものだけを選んでいるので、そう重くは無いですよ。」と余裕の笑顔です。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_18351513.jpgその後、私もカメラを一旦置いて、原木の運び出し作業をお手伝いしました。
将輝さんは、あの笑顔で作業を進められていましたが、いえいえとんでもない!!
私は、ちょっとお手伝いしただけで、滝のような汗が噴出しました!!
原木しいたけ作りは、長い年月と、こうして手作業で進められます。とても大変な仕事だと言うことを、あらためて痛感しました。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_1840399.jpg「笠さん!お手伝いばすると良かことのあるみたいね!ほらこれ!!きれいなしいたけがあったよ!」と小原さん。
夏の原木しいたけは、発生操作(水に浸ける事と振動を与える事)をしないと、出てこないのですが、たまたま何か上手く条件が重なり、偶然にもしいたけが出ていたのです。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_18434557.jpg「映画で『奇跡のりんご』って言うのがあるらしいけど、これは『偶然のしいたけ』たいね(笑)。俺たちも今年もう5回以上この作業ばしよるけど、こぎゃんきれいなしいたけは初めてだけん、縁起の良かけん、笠さんが持ってかえんなっせ!!」と小原さんに言っていただき、頂いちゃいました。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_1849091.jpg約1時間ほどの作業で、予定数の原木をトラックに積み終えました。
「しいたけ菌の伸び具合はいかがですか?」とたずねると、
「うん!!良いねぇ!!!今日の原木からも、良いしいたけがたくさん立つんじゃないかな!」と自信あるお答えが返ってきました。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_1855471.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの夏収穫の特別な菌で育てた、『原木“生”しいたけ』を期間限定で、ネット独占販売しています。
『原木しいたけ』は、こうした生産の過程でのたくさんの労力と、長い年月を要することで、生産数は年々減少しています。日本国内のしいたけ生産量のわずか2割にまで落ち込んでいます。
原木“生”しいたけとなると、その割合はさらに減って、なんと約1割程度です。

原木しいたけ 最旬!夏限定の「原木“生”しいたけ」の2つの発生操作 その1_a0254656_18593657.jpg「小原さんはこれだけの手間ひまと長い歳月を要する『原木しいたけ』に、どうしてここまでこだわり栽培しているのですか?」とたずねました。
小原さんは、満面の笑みでお答えいただきました。
「しいたけは、もともとこうして原木から育つものたいね!今、主流になっている『菌庄しいたけ』は、要は作られたものたい。もちろん否定する気はなかばってん、俺はしいたけを“育てよる”とたい!!本来しいたけが育つ環境に最も近い、自然の形でね・・・。その過程では、一切の農薬や除草剤、化学肥料も使わんとたい。安全・安心、しかも“美味しい”しいたけを食べてもらいたいけんね!」
「小春農園」さんという“匠”が育てた、夏限定の『原木“生”しいたけ』は、現在「FLCパートナーズストア」で好評発売中です。
ぜひ一度、ご賞味下さい!
ご注文(ご予約)は下記ホームページより!!
明日は、発生操作の1つ「浸水操作」の様子をご紹介する予定です。お楽しみに!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2013-06-08 19:17 | しいたけ 原木しいたけ | Trackback | Comments(0)
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